ベクタスの脱毛の特徴！医療脱毛の効果や痛み・料金など

ベクタスってどんな脱毛機？仕組みや効果を解説

ベクタスは医療レーザー脱毛機の1つで、熱破壊式ダイオードレーザーと呼ばれるレーザーを照射して脱毛する機種です。

スピーディーに照射できる点や肌の色合いを計測するスキンチェッカーを搭載している点などが特徴的です。

ベクタスの詳しい解説の前に、主な特徴を見てみましょう。

広範囲にもスピーディーに照射可能

ベクタスは2種類のサイズの異なるハンドピースがあり、ラージサイズハンドピースの方は照射面が広くスピーディーに施術が行えるという特徴があります。

ラージサイズハンドピースは照射面が大口径なうえに四角くなっており、効率的に広範囲にレーザーを当てられ、背中や足などの面積の広い部位の脱毛も短時間で行うことが可能です。

色黒肌や日焼け肌にも対応できる

ベクタスの特徴の1つに、メラニンチェッカーと呼ばれるシステムがあります。

メラニンチェッカーは肌にある色素の量を計測し、その計測から肌の色合いに応じて出力レベルを調節します。
従来の脱毛機では日焼け肌や色黒肌は肌のメラニンにレーザーが反応してしまいやけどが起こるというリスクがあったため脱毛自体が行えないということもありました。
しかしベクタスはメラニンチェッカーを搭載しているため、日焼け肌や色黒肌の場合でも肌に問題が起きないよう出力を加減しながら照射することができます。

※すべての肌のトーンに対応しているわけではありません。

濃く太い毛の脱毛が得意

ベクタスは毛に含まれているメラニンに反応してレーザーを照射するシステムの脱毛機です。

色素に反応するため、VIOやワキに生えているような濃く太い毛をしっかり処理することが可能で、ヒゲ脱毛にも向いています。

冷却システムで痛みを緩和できる

ベクタスは冷却機能搭載のマシンのため、レーザーの熱によって発生する照射時の痛みを緩和しながら脱毛することが可能です。

ベクタスは熱破壊式の脱毛が行える

医療レーザー脱毛機には大きくわけて熱破壊式と蓄熱式という脱毛方式があり、ベクタスは熱破壊式の脱毛機になります。

熱破壊式と蓄熱式は脱毛の際のアプローチの仕方が以下のように異なります。

熱破壊式
レーザーが毛の黒い色素（メラニン）に反応し、毛根の中にある毛母細胞に強い熱を加えて発毛組織を破壊。濃く太い毛の脱毛が得意

蓄熱式
毛根よりも浅い部分にある、発毛の司令塔「バルジ領域」に弱い熱を加えてダメージを与える。色素の薄い産毛の脱毛が得意

ベクタスは熱破壊式であるため、色素に反応しやすく黒々とした毛の脱毛を得意としています。

ベクタスの効果や痛みについて！顔の産毛やVIO脱毛は得意？

ベクタスの効果や痛みについて解説します。

ベクタスの性能を知るために、まずはスペックをチェックしてみましょう。

●ベクタスの主なスペック

レーザー	熱破壊ダイオードレーザー
波長	810nm
ハンドピースの照射面積	スモール：12mm×12mm ラージ：23mm×32mm
冷却機能	あり

ベクタスは810nmという波長をもつダイオードレーザーが照射できます。

これは医療脱毛で使用される主なレーザーの中では、比較的波長の長めなレーザーとなっており、肌の表面よりも深い所にあるVIOなどの毛根にアプローチすることができます。

またベクタスは2種類のハンドピースがあり、スモールサイズは顔などの細かな部位の照射に、ラージサイズは背中のような広い範囲の照射に向いています。

●ベクタスの効果と痛み

VIOの濃い毛	顔の産毛	痛み
◎ 得意	〇 対応可能	〇 軽減可能

ベクタスはVIOやワキなどの濃い毛・太い毛が得意

ベクタスは色素に反応するという特性上、VIOやワキに生えているような濃く太い毛の脱毛を得意としています。
また波長が長めなため特にVIOの根深い毛にしっかり照射することが可能です。

顔の産毛にも対応可能

ベクタスは色素の濃い毛の脱毛を得意としていますが、顔や背中に生えているような色素の薄い産毛にも対応が可能です。
ただ、色素の全くない白髪はレーザーが反応しずらくなります。

ベクタスの痛みは冷却機能で軽減可能

ベクタスは高出力のレーザーを照射するため、痛みがないわけではありませんが、冷却機能で肌を5℃まで冷やしながら照射し、熱による痛みを緩和しながら脱毛が行えます。

ベクタスで医療脱毛するメリット＆デメリット

ベクタスで医療脱毛をするメリットとデメリットについて解説します。

ベクタスを使用するメリット

ベクタスで医療脱毛を行うメリットはこちらです。

広範囲に一度に照射できる

従来のダイオードレーザーによる施術では少しずつ照射していくため、時間がかかることがデメリットとして考えられていましたが、ベクタスは23mm×32mmの照射面の大きなハンドピースによって一度に広範囲に照射できます。
そのため施術時間を短時間で済ませたい人に向いています。

ムラなく均一に照射できる

出力の高い医療レーザー脱毛機は、照射したときにムラができやすい傾向があります。
その点ベクタスは四角い照射面で隙間なく肌にレーザーを当てられるため均一に照射できるところも魅力の一つです。

幅広い肌質の人が利用できる※

熱破壊式の脱毛機は、日焼け肌や色黒肌に使用するとやけどのリスクが高いため、使用できないことがあります。

ただベクタスはメラニンチェッカーと呼ばれる計測器によって肌のメラニンを測定し、出力を調整することができるため、肌にダメージを与えないようにレーザーを照射することが可能です。

こうした出力の調整機能によって、日焼け肌や色黒肌だけでなく敏感肌や乾燥肌などにも対応できるため、幅広い肌質の人が利用できるようになっています。
※スキントーンの黒さや、日焼けの炎症が強い方は、医師の診察により施術を受けられない場合もあります。

ベクタスを使用するデメリット

ベクタスには多くのメリットがありますが、気になる点もあるので確認しておきましょう。

白髪には反応しにくい

ベクタスは色素に反応してレーザーを照射するため、色素のない白髪の脱毛には向いていません。
なお産毛や金髪など色素が薄い毛にはある程度まで対応することができるため、色素の薄い毛の脱毛を考えている人はカウンセリング時に相談してください。

置いているクリニックが少なめ

ベクタスはスピーディーな脱毛がおこなえたり、様々な肌質の人に対応しているという魅力がありますが、いざベクタスを使用したいと思った時に、取り扱いのあるクリニックが少ないのが現状です。

なお、次の章ではベクタスを導入しているクリニックを紹介しているので参考にしてみて下さい。

ベクタスを導入しているクリニック一覧！脱毛料金も併せて紹介

ベクタスを導入しているクリニックを紹介します。
ここでは、クリニックごとの使用している脱毛機と、代表的な脱毛プランの料金も併せて紹介しています。

●ベクタスを導入しているクリニック

クリニック	脱毛機	代表的な プラン※
ルシアクリニック	・ベクタス ・ジェントルレーズプロ ・ジェントルMAX Pro ※医院によって異なる	全身脱毛5回 132,000円
ミセルクリニック	・ベクタス ・メディオスターNeXT PRO ・ジェントルレーズプロ	全身脱毛5回 217,800円
フェミークリニック	・ベクタス ・ジェントルレーズ ・ジェントルレーズプロ ・ジェントルマックス ・ジェントルMAX Pro ・ライトシェア ・メディオスターNeXT PRO	全身脱毛5回 220,000円
銀座藤井クリニック	・ベクタス	全身脱毛5回 293,160円
みずほクリニック	・ベクタス ・ジェントルMAX Pro ・エリート・プラス	全身脱毛1回 66,000円

※価格は全て税込です。※クリニックの全身脱毛プランは顔とVIOを除くプランです。

ベクタスを導入しているクリニックの中には、ベクタスとは別の脱毛機も置いており、毛質や肌質を見て使い分けている所もありました。

クリニックでは基本的に脱毛機を自分で選ぶことはできず、医師や看護師がその人に合ったものを選んでくれます。

ベクタスの疑問をQ&Aで解消！回数や敏感肌への影響について

Q. ベクタスで脱毛すると何回目くらいで効果が出ますか？

A. 何回の脱毛で効果が得られるかはその人の毛質や毛の生え変わるサイクル（毛周期）などによっても左右されるため、一概に何回と断言することができません。
なお、ベクタスを導入しているクリニックで用意されているプランは5回プランが多いため、脱毛5回を1つの目安にすることができます。

Q. 敏感肌ですがベクタスで脱毛することができますか？

A. ベクタスはスキンチェッカーという機能を搭載しており、肌に含まれる色素を測定した上でレーザーの出力を肌質に合わせて調節することができます。
スキンチェッカーによって、色黒肌や日焼け肌だけでなく、敏感肌やアトピー肌などに対しても問題が起きない範囲で照射することができ、幅広い肌質に対応できます。
なお、肌状態によっては照射できないケースもあるため、医師の判断に従いましょう。

ベクタスが使用できるルシアクリニック

ルシアクリニックはベクタスを使用した医療脱毛が行えるクリニックです。

ベクタスの大きなハンドピースによって、背中や足などの広範囲な部位の脱毛をスピーディーに行うことが可能です。

ルシアは全身脱毛（顔・VIO除く）を132,000円（税込）で利用でき、シェービング代やキャンセル料もかからないため、出費を抑えて脱毛することが可能です。